ミライロIDは、障害者手帳の情報をスマートフォンに表示できるアプリです。
僕が初めて使ったのは2023年のゴールデンウィークでした。和歌山県のアドベンチャーワールドへ行くときに、ミライロIDと連携した障害者割引のチケットをオンラインで購入し、当日はスムーズに入園できました。
実際に使ってみた感想は、対応している場所では便利です。ただし、どこでも障害者手帳の代わりになるわけではありません。利用する事業者の対応状況や条件を事前に確認し、スマートフォンが使えない場合にも備えておく必要があります。
この記事では、2023年に使ったときの体験と、2026年9月に公式サイトで確認した現在の情報を分けて紹介します。
ミライロIDはどんなアプリ?
ミライロIDは、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の情報を登録し、スマートフォンに表示できるアプリです。
対応している交通機関や施設などでは、障害者割引を受ける際の本人確認に使えます。ほかにも、クーポン、オンラインストア、障害者割引が適用されたオンラインチケットなどの機能があります。
公式発表では、2026年9月時点で4,317の事業者が対応しています。ただし、対応する場所やサービス内容は変わるため、実際に使う前にアプリ内の「使える場所」か公式サイトで確認した方が確実です。
登録完了までには時間がかかる
障害者手帳の登録は、アプリから手帳を撮影して申請します。公式案内では、審査の完了まで約3日間(土日祝を除く)かかります。
僕が2023年に登録したときも、手続きが終わるまで数日かかりました。出かける直前では間に合わない可能性があるので、使う予定が決まっているなら早めに登録しておくと安心です。

2023年のGWにアドベンチャーワールドで使った体験
2023年のゴールデンウィークに、アドベンチャーワールドへ行く計画を立てました。
前売りチケットを調べていたところ、公式WEBチケットストアにミライロID登録者向けの障害者割引チケットがありました。そこでアプリをダウンロードし、障害者手帳を登録してからオンラインでチケットを購入しました。
これまでにも、前売り券を買って施設へ行くことはありました。しかし、入場前にスマートフォンでチケットのQRコードを出し、さらに障害者手帳を取り出して確認してもらうことが多く、受付で少し手間がかかっていました。
アドベンチャーワールドでは、チケット購入時にミライロIDで本人確認を済ませていたため、当日は購入したチケットのQRコードを提示して入園できました。
ゴールデンウィークで行列ができるほど混んでいましたが、窓口で手帳を出して確認してもらう必要がなく、入園までがスムーズでした。初めてミライロIDを使った体験として、これはかなり楽でした。
その後も、外出先で使える場面は増えた
2023年にアドベンチャーワールドで使ってから、動物園、水族館、博物館などにも行きました。
僕が利用した範囲では、ほとんどの場所でミライロIDを使って障害者割引の確認をしてもらえました。最初は「本当に使えるのかな」と思っていましたが、外出先で提示する機会が増えるほど、登録しておいてよかったと感じています。
イオンの登録制の専用駐車場を利用するための手続きでも、ミライロIDを使えました。障害者手帳の原本を出さずに登録できたのは助かりました。
ただし、対応する施設や手続き、必要な条件は場所によって異なります。動物園や水族館、イオンなら必ず使えるという意味ではないため、初めて行く場所では事前に確認するようにしています。
実際に使って便利だと感じたこと
障害者手帳を取り出す動作が減る
車いすに乗っていると、カバンの位置によっては障害者手帳を取り出し、確認後に戻す動作が少し面倒です。
対応している場所なら、普段から手元に置いているスマートフォンを見せるだけで確認してもらえます。僕にとっては、手帳を取り出す動作が減ること自体が便利でした。
障害者割引のチケットをオンラインで買える
施設によっては、障害者割引のチケットを当日窓口でしか買えないことがあります。
ミライロIDと連携したオンラインチケットなら、事前に本人確認と購入を済ませられるため、当日の窓口手続きを減らせます。アドベンチャーワールドでの体験では、この便利さを特に感じました。
手帳の表示以外の機能もある
ミライロIDには、クーポン、オンラインストア、チケットなどの機能もあります。2023年に使ったときにも、アプリ内に複数のクーポンがありました。
ただし、対象の店舗や商品は変わります。この記事に個別の店舗名を並べるより、使うときにアプリで最新の内容を確認する方がよいと思います。
ミライロIDをインストールする
ミライロIDは、iPhoneとAndroidのどちらでもインストールできます。スマートフォンから、次の公式ストアページを開いてください。
- iPhone(App Store):ミライロIDをダウンロード
- Android(Google Play):ミライロIDをダウンロード
インストール後はアカウントを作成し、障害者手帳を撮影して登録を申請します。登録完了までの目安は約3日間(土日祝を除く)です。
使う前に知っておきたい注意点
どこでも使えるわけではない
ミライロIDを障害者手帳の代わりに使えるのは、対応している事業者です。同じ種類の施設や交通機関でも、対応状況や利用条件が同じとは限りません。
出かける前に「使える場所」で対象施設を検索し、手帳の種類、対象者、割引内容などを確認しておく必要があります。
マイナポータル連携が必要な場合がある
ミライロIDとマイナポータルの連携は、アプリを使う全員に必須ではありません。ただし、鉄道会社やバス会社など、一部の事業者では利用条件として連携が必要です。
施設名が掲載されているかだけでなく、マイナポータル連携の要否まで確認しておくと、現地で慌てずに済みます。
スクリーンショットでは本人確認ができない
障害者割引の本人確認では、アプリにログインし、指定された画面を提示します。公式ヘルプでは、スクリーンショットは本人確認に利用できないと案内されています。
通信状況やログイン状態、スマートフォンの充電も出発前に確認しておいた方が安心です。
障害者手帳の原本が必要になる場面も考えておく
2023年当時、僕はミライロIDを登録した後も、念のため障害者手帳の原本を持ち歩いていました。
対応していない場所ではミライロIDを手帳の代わりに使えません。また、スマートフォンの電池切れや故障で画面を表示できない可能性もあります。有料道路など、公式案内で障害者手帳の携行を求めているサービスもあります。
「ミライロIDがあれば原本は必ず不要」と考えるのではなく、その日に利用する場所の条件を確認して持ち物を決めるのが現実的です。
まとめ|対応場所では便利。でも完全な代わりとは考えない
僕が2023年にアドベンチャーワールドで使ったときは、障害者割引のチケットを事前に購入でき、当日もスムーズに入園できました。障害者手帳をカバンから取り出す動作が減ることも、車いすで外出する僕には便利でした。
一方で、ミライロIDはどこでも同じ条件で使えるわけではありません。対応状況、マイナポータル連携の要否、スマートフォンが使えない場合への備えを確認しておく必要があります。
僕の感想を一言でまとめるなら、「登録しておくと便利。ただし、障害者手帳の完全な代わりだと思い込まない」です。
これから使う方は、出かける前に公式サイトやアプリで最新の利用条件を確認してみてください。

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